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口呼吸と歯並びの関係

【呼吸について】
呼吸には、鼻呼吸と口呼吸があります。
鼻呼吸は、鼻毛や奥のほうにある繊毛が空気中のほこりを取り、乾燥した空気を適度な湿度にして喉や肺にとって刺激の少ない空気にしたうえで体内に取り込んでいます。
口呼吸を原因とする問題の多くは、小児期から始まります。
小児期は成長発育が旺盛な反面、障害も受けやすいと言われています。
この時期に気道が長期的、慢性的に閉塞すると、不正咬合のみならずその後の心身の健康状態などにも大きく影響すると言われています。
空気が口から直接体内に取り込まれることで、口腔内や喉が乾燥し細菌などが直接侵入して粘膜に炎症が起きてしまいます。
また、取り込んでしまった病原菌が、白血球の中に入り込み全身に運ばれてしまいます。

【口呼吸チェックリスト】
□ 朝起きると、喉がヒリヒリする
□ 唇がいつもカサカサ乾いている
□ 食べる時に、クチャクチャ音を立てる
□ 無意識のうちに口が半開きになっている
□ いびきをかいたり、歯ぎしりをする
□ 横向きやうつ伏せになって寝る癖がある
□ 上下の唇の厚さに著しい差がある
□ 歯の噛み合わせが悪く片側で噛む癖がある
□ 歯並びが悪く歯と歯の間に隙間が多い
□ 激しいスポーツをしている
□ 鼻咽頭疾患に罹患している

※1つでも当てはまれば、口呼吸をしている可能性があります。

【口呼吸による不正咬合】
口唇による前方からの圧(口唇圧)がないため、上顎前歯の歯軸は前方へ傾斜します。
これによりさらに口唇閉鎖が難しくなることで上顎前歯は傾斜を強めていきます。
口呼吸の常態化により、本来上顎口蓋部に着いているはずの舌背の位置も沈下し低舌圧になります。
舌圧のかからない口蓋は狭く高くなり、歯列も狭窄、口唇閉鎖不全も相まって、下顎は後方回転し上顎前突の傾向が強くなることが示唆されています。

【口呼吸のデメリット】
① 風邪を引きやすくなる
 口から細菌が通って入ってくると、鼻にあるウイルス探知の鼻咽喉を通過しません。そのためウイルスと戦うための免疫物質の増加を促す信号がリンパ節に発信されず免疫力が落ちて風邪を引きやすくなってしまいます。
② 虫歯になりやすくなる
 口の中の唾液がすぐに乾いて菌が繁殖しやすく、歯の再石灰化もできにくくなり、虫歯になりやすい状態になります。
③ 歯周病になりやすくなる
 口が開くことによって歯と歯肉の周囲が乾燥し、歯周病菌が粘度を持つことで歯に付着しようとします。また、口腔内が酸性になると、歯の表面のカルシウムやリンが溶け出します。通常は唾液により酸が中和され、唾液に含まれるカルシウムなどのミネラルが歯を修復する作用があります。
④ いびきをかくようになる
 いびきは上気道が狭くなることが大きな原因です。口呼吸により筋肉が緩んでいるため、息を吸うたびに舌が気道の方へ落ち込みやすくなります。舌で気道が狭くなりいびきが起こってしまいます。進行すると睡眠時無呼吸症候群になる恐れもあります。
⑤ 口臭を発生させる
 口呼吸は口腔内を乾燥させ、細菌が繁殖しやすくなるため口臭発生の原因になるます。
⑥ 頬や口元の筋肉が弛みやすくなる
 口呼吸で口が開いたままの状態だと、「口輪筋」という全ての表情筋と繋がっている顔のハリを司る筋肉が衰えます。
⑦ 味覚障害になる可能性が高くなる
⑧ 嗅覚障害になる可能性が高くなる  など

【口呼吸の対策〜あいうべ体操〜】
「あー」口を大きく開く
「いー」口を大きく横に広げる
「うー」口を強く前に突き出す
「べー」舌を突き出して下に伸ばす
※これら4つの動作を1セットとし、1日30セットを目標とします。
あいうべ体操を毎日継続していると唇を閉じる力や舌を上に上げる力がついて自然に鼻呼吸ができるようになります。

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