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過蓋咬合は
矯正で治せる?
大人の治療方法・期間・費用・症例を解説

前歯が深く噛み込みすぎているというお悩みを持つ方の中には、過蓋咬合という噛み合わせの問題が隠れていることがあります。
過蓋咬合は見た目だけの問題ではなく、歯や顎への負担が大きくなりやすい噛み合わせです。

しかし、大人になってからでは治せないと考え、治療に踏み出せずにいる方も少なくありません。
この記事では、過蓋咬合とはどのような状態なのか、矯正で治療できるのか、大人の治療方法や期間、費用、インビザラインでの対応可否まで詳しく解説します。

過蓋咬合とは?

過蓋咬合

過蓋咬合とは、噛み合わせたときに上の前歯が下の前歯を深く覆い隠してしまう状態を指します。
正常な噛み合わせでは、上の前歯が下の前歯に2mm〜3mm程度かぶさるのが一般的ですが、過蓋咬合ではそれ以上に深く噛み込んでしまいます。
軽度の場合は見た目では気づきにくいこともありますが、噛み合わせのバランスが崩れているため、歯や顎に負担がかかりやすい状態です。

過蓋咬合の主な特徴と
セルフチェック

過蓋咬合の特徴として、噛んだ時に下の前歯がほとんど見えない下の前歯が上の歯肉に当たる前歯で物が噛みにくいといった点が挙げられます。また、顎が疲れやすい顎関節に違和感があると感じる方もいます。
鏡の前で軽く噛み合わせたときに、下の前歯がどれくらい見えるかを確認することで、ある程度のセルフチェックは可能です。
ただし、正確な診断は歯科医院での検査が必要になります。

過蓋咬合を放置すると
どうなる?

 放置すると
  1. 歯肉が傷つく

    過蓋咬合では、上の前歯が深く噛み込み、下の前歯や歯肉に強く当たりやすくなります。
    その状態が続くと、下の前歯の裏側にある歯肉が傷ついたり、炎症を起こしたりすることがあります。
    歯肉が傷ついた部分は細菌が入り込みやすく、歯肉炎や歯周病のリスクが高まる原因にもなります。

  2. 奥歯や顎関節への影響

    噛み合わせのバランスが崩れることで、奥歯や顎関節にも過剰な負担がかかり、顎の痛みや違和感につながることがあります。
    過蓋咬合では前歯の噛み込みが深いため、本来分散されるはずの噛む力が奥歯や顎関節に集中しやすくなります。その結果、奥歯のすり減りや詰め物、被せ物の破損が起こりやすくなるほか、顎関節に無理な動きが加わることで、口を開けにくい、顎が鳴る、疲れやすいといった症状が現れることもあります。

過蓋咬合は
矯正で治せる?

過蓋咬合の矯正

矯正治療で改善が可能な理由

過蓋咬合は、歯の位置や噛み合わせを調整することで改善できる噛み合わせです。
矯正治療によって前歯や奥歯の位置関係を整え、噛み込みの深さをコントロールします。
前歯が深く噛み込みすぎている場合には、前歯の角度を調整したり、奥歯の高さをコントロールしたりすることで、噛み合わせ全体のバランスを整えていきます。
このように、歯の動きを計画的に行うことで、見た目だけでなく噛む機能の改善も期待できます。

治療が難しくなるケース

骨格的な要因が強い場合や、重度の過蓋咬合では、治療に時間がかかったり、治療方法が限られたりすることもあります。
特に上下の顎の大きさや位置関係に大きなズレがある場合は、歯の移動だけでは十分な改善が難しいケースもあります。そのような場合でも、症状や生活への影響を考慮しながら、現実的な改善目標を設定して治療を行うことが大切です。

大人の過蓋咬合治療の
特徴

大人の歯列矯正

成長期との違い

子どもの矯正では顎の成長を利用できますが、大人の場合は歯の移動が中心になります。
そのため、成長による自然な改善は期待できず、噛み合わせ全体をどのように整えるかという治療計画の立て方が重要になります。
歯や歯周組織への負担を考慮しながら、無理のない力で少しずつ歯を動かしていく必要があります。

大人でも治療できる理由

顎の成長は止まっていても、歯は年齢に関係なく動かすことができます。
歯を支える骨は、矯正力に応じてゆっくりと形を変える性質があるため、大人でも歯列や噛み合わせの改善が可能です。
適切な検査と治療計画を立てることで、機能面と見た目の両方を考慮した過蓋咬合治療が行えます。

過蓋咬合の主な矯正方法

矯正方法
  1. ワイヤー矯正での治療

    ワイヤー矯正は、歯の移動量を細かく調整できるため、過蓋咬合の治療に対応しやすい方法です。
    奥歯の高さを調整しながら、前歯の噛み込みを浅くしていくことで、噛み合わせ全体のバランスを整えます。
    歯の動きが予測しやすく、幅広い症例に対応できる点が特徴です。

  2. マウスピース矯正
    (インビザライン)での治療

    マウスピース矯正でも、軽度から中等度の過蓋咬合であれば対応できるケースがあります。
    歯の移動をシミュレーションしながら段階的に調整できるため、噛み合わせの改善も計画的に進めることができます。

咬み合わせが深い(過蓋咬合)の症例 

過蓋咬合の
治療期間の目安

期間の目安

軽度〜中等度の場合

おおよそ1年半〜2年程度が目安です。

重度の場合

2年以上かかるケースもあります。

過蓋咬合の
矯正費用の目安

矯正費用の目安

ワイヤー矯正の費用

全体矯正で70万円〜110万円程度が一般的
です。

マウスピース矯正の費用

80万円〜110万円程度が目安になります。

大人の矯正費用について詳しく見る

大人でも
過蓋咬合は矯正できる

大人の矯正

過蓋咬合は、大人でも矯正治療によって改善が期待できる噛み合わせです。
放置すると歯や顎に負担がかかるため、気になる場合は早めの相談がおすすめです。
治療方法や期間、費用は症状によって異なるため、自分に合った治療計画を立ててもらうことが大切です。
不安を解消しながら、納得のいく矯正治療を進めていきましょう。

矯正歯科の選び方