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Author Archives: 竹口敦士

矯正歯科診断に必要な検査

1.形態検査
1)全身的検査
 身長と体重、咬合と密接な関係性のある姿勢(脊椎の彎曲など)、およびアレルギー性体質などを検査する。身長の評価は、成長発育の推定に利用されます。
2)顔面写真
 正面、斜め45度、側面およびスマイル時の4枚の顔面写真を撮影します。顔面写真をもとに、顔の左右の対称性、側貌(横顔の輪郭)のタイプ、側貌の垂直比および口唇の形態などを評価します。
①直顔型(ストレートタイプ):平均的な横顔の輪郭。
②凸顔型(コンベックスタイプ):中顔面(上顎)が突出あるいはオトガイ部(下顎)が後退した状態、上顎前突に多くみられます。
③凹顔型(コンケイブタイプ):中顔面が後退あるいはオトガイ部が突出した状態下顎前突に多くみられます。
 また、側面写真から、上顔面(眉間点から鼻下点)と下顔面(鼻下点からオトガイ部最下点)の比率を評価します。標準的には1:1の比率となります。
①鼻尖とオトガイ部に接する線(Eラインあるいはエステティックラインとよばれる)を基準線そして上唇と下唇の前後的位置(突出後)を評価します。上下口唇の突出度を評価して、上下顎前歯の唇舌的移動の必要性と抜歯法あるいは非抜歯法の判定に利用されます。標準的な状態では上唇は基準線に一致し、下唇が基準線の1mm程度前方にあります。
②鼻柱口唇角:鼻の下縁と上唇のなす角度です。上顎中切歯の唇舌的移動の必要性の評価に利用されます。
③オトガイ唇溝の深さ。過蓋咬合によるオトガイ唇溝のくびれやオトガイ筋の緊張の評価に利用されます。

3)口腔内写真
 矯正歯科治療では、治療前後の咬合の変化を口腔内写真を組み合わせて比較するために、次の決められた方向から撮影して記録します。
 咬合嵌合位での正面、右側面、左側面、側面(真横からの撮影)および開口状態での上顎咬合面と下顎咬合面の合計6枚の写真を撮影します。
4)口腔模型
 口腔模型は、咬合嵌合位の状態で模型の基底部(上下顎台)が一定の決まりに沿って台付けがなされ、基底面が咬合平面に平行につくられていることから並行模型型とよばれています。
 模型は、アルジネート印象材を用いて印象採得を行ったのち、硬石膏を注入して製作します。

2.画像検査
1)エックス線写真
 個々の歯や歯槽骨の状態を詳しく観察するために、デジタルエックス線写真、パノラマエックス線写真、オクルーザルエックス線写真あるいは顎関節エックス線写真を撮影します。
2)頭部エックス線規格写真
 頭部エックス線規格写真(セファログラム)は、一定の決められた条件のもとで撮影され、個々の患者の顎骨や歯列の状態や位置に関する特徴や成長や治療による変化を評価することができます。
 頭部エックス線規格写真の撮影では、患者の頭部はイヤーロッドによって両側の外耳道で固定され、FH平面(フランクフルト平面)と床面が平行になるように位置づけされます。なお、規格写真には、撮影方向の異なる側面(顎骨の前後的、垂直的評価)と正面(顔面対称性の評価)セファロがあります。

3)手根骨エックス線写真
 左手と左手首の骨を含む手根骨エックス線写真を撮影し、手の骨の形成状態をみることによって、子供の成長を評価します。

~初めての方へ~
まずは『無料矯正相談』へ
矯正治療は、歯科治療の中でも専門性の高い分野です。
一生に一度の治療ですので、矯正歯科専門医院にご相談ください。
無料矯正相談では、患者さんが一番気になっている部分の確認や治療法の説明、費用についてなど十分な時間を設けております。
歯並びの影響により、顎の成長や健康寿命、人生観まで変わることがあります。
そのため患者さんの「人生の分岐点」という意識で臨んでいます。

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台風接近に伴う診療について

いつもご来院頂きましてありがとうございます。

台風直撃のため、本日午前(13時)までの診療となります。

明日は予定通り診療します。

お電話等の連絡は13時までにお願いします。

休診日は電話、LINEでの対応ができませんので、ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願い致します。

休診日の急患対応については、当院HPのトップ画面にございます【休診日の急患対応について】をご確認下さい。

https://www.kumamoto-kyousei.com/emergency.html

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台風接近に伴う診療について

いつもご来院頂きましてありがとうございます。

診療は予定通り行う予定ですが、現在ご予約済みの患者様で、ご希望がございましたら日程変更承ります。

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10月の休診日について

いつもご来院頂きましてありがとうございます。

熊本東たけぐち矯正歯科の
10月の休診日についてお知らせします。

休診日は電話、LINEでの対応ができませんので、
ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願い致します。

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9月の休診日について

いつもご来院頂きましてありがとうございます。

熊本東たけぐち矯正歯科の9月の休診日についてお知らせします。

休診日は電話、LINEでの対応ができませんので、ご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願い致します。

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矯正装置の特徴、痛み、食事について

⚫️可撤式矯正装置(取り外し可能)
 可撤式矯正装置には機能的矯正装置、顎外固定装置、習癖除去装置および可撤式保定装置とよばれるものがあり、装置の作用と使用目的によって常時城するものと、就寝時に使用するものがある。取り外しが可能であるため、患者さん自身のモチベーションに治療効果が左右される矯正装置である。
《メリット》
装置が歯面に及ぼす影響が少なく、装着時の不快感や見た目が気になるときも、外すことが出来るため楽に感じられる。
《デメリット》
装置の使用が患者さんに任されるため、使用時間が短くなりやすい傾向がある。日々の使用時間が短かったり、何日も装着していないと、装置が口腔内に合わなくなり治療効果が望めない。また、使用状況によって、破損や紛失が起きやすい。
➡︎小児矯正の取り外し装置の場合は睡眠時間も含め、12時間以上は使用してもらう。成人矯正マウスピース矯正の場合は、20時間以上使用してもらう。装置を外している時間は、必ずケースに保管し、破損や紛失を防ぐ。

⚫️固定式矯正装置(取り外し不可)
 歯に直接矯正装置を接着剤やセメントでつけるものである。
《メリット》
患者さん自身で着脱が行えないため、治療効果が期待できる。
《デメリット》
口腔内に装置がついたままなので、食事の後は食物残渣が装置周囲に停滞しやすく、清掃することが難しい。
また、装置が壊れた場合に、自分では取り外すことが難しいため、患者さんにとっては痛みや苦痛を伴うことがある。
➡︎装置の周りは汚れが停滞しているため、歯磨き粉は多くても歯ブラシの3分の1程度にし、汚れを見ながら歯磨きを行う。

【痛みについて】
⚪︎矯正治療では、2つの痛みがある。1つ目は、装置が口腔内に当たって歯肉や粘膜を圧迫する痛みである。2つ目は、歯が動くことによる筋肉痛に似た痛みである。
⚪︎歯が動く際の痛みは個人差が大きく、まったく感じない人もいれば、1週間くらい柔らかい食べ物しか食べられない人もいるので、一概に数日で痛みが解消するとは言い難い。痛みの強い人は鎮痛剤を飲んでも差し支えない。病的な痛みではなく、動くと痛い筋肉痛のようなものである。
⚪︎子供の場合は、痛みが強くて発熱するようなこともあるため、装置を入れた後1週間くらいは保護者によく観察してもらい、何か心配なことがあれば、すぐに連絡をする。
⚪︎装置が口腔内に当たることによる痛みは、それを緩和させるために、ワックス(矯正用のシリコンワックス)を丸めて装置を覆うようにする。
⚪︎口内炎を併発することがあるので、痛みが我慢できない場合は、口内炎の薬を塗布してもらう。

【食事について】
⚪︎前歯で噛み切るような食べ物は避ける。(アイスキャンディーやおせんべいを前歯で噛み砕く、りんごを丸かじりするなど)。
⚪︎肉類(ステーキ、鳥の唐揚げなど)はナイフで小さく切って奥歯で噛む。
⚪︎歯に付着しやすいキャラメルやチューインガムは、装置が外れやすいことや、顎関節に負担を与えることから控えるようにする。
⚪︎痛みがあってあまり噛めない時期は、軟らかく食べやすいメニュー(グラタン、カレー、雑炊など)にして少しずつ慣れていく。

~初めての方へ~
まずは『無料矯正相談』へ
矯正治療は、歯科治療の中でも専門性の高い分野です。
一生に一度の治療ですので、矯正歯科専門医院にご相談ください。
無料矯正相談では、患者さんが一番気になっている部分の確認や治療法の説明、費用についてなど十分な時間を設けております。
歯並びの影響により、顎の成長や健康寿命、人生観まで変わることがあります。
そのため患者さんの「人生の分岐点」という意識で臨んでいます。

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矯正歯科治療の需要と必要性

〇矯正歯科治療の需要
 我が国においては、人口構成の少子高齢化が進み、家族構成の変化や人々の多様性な価値観によって、矯正歯科を受診する患者の不正咬合に変化がみられる。大学附属病院矯正歯科を受診した患者の不正咬合の割合をみると、重篤な骨格性要因による不正咬合の割合が減少し、下顎劣成長による上顎前突症例や叢生が増加している。不正咬合に対する患者の意識が高まり、骨格系要因による不正咬合ばかりではなく歯系要因による比較的軽度な不正咬合にも関心が広がっていることを示している。
 現代の歯科治療においては、専門知識や技術を深化させながら歯の移動を積極的に治療に取り入れるようになった。これは歯科治療の本質が咬合の治療にあり、歯を確実に移動する矯正歯科治療の有効性が認められたことを示唆している。
 さらに矯正歯科治療は、顎矯正手術の必要な顎変形症、口唇口蓋裂など多くの先天異常の治療に適用され現代の歯科治療のなかで重要な役割を果たしている。

〇現代社会と矯正歯科
・情報化社会と矯正歯科医療
 情報のデジタル化は、即時化やコスト削減をもたらし、現代の生活に大きな影響を及ぼした。矯正歯科医療の情報は、インターネットの普及で都市と地方の差がほとんどなくなっている。さまさまな情報が提供されることによって矯正歯科治療への患者の要求は高度により複雑化している。こうした患者の価値観の変化は、矯正歯科治療の目標の設定に大きな影響を与えている。
・新しい医療技術と専門分化
 現代の医療は、新材料や新技術の開発に伴う医療技術の急速な進歩によって専門分化し、インフォームドコンセント、セカンドオピニオンなどの新しい概念を生み出した。専門分化することでそれぞれの職種の役割が明確にされる一方、患者の全体像を把握しながら治療を進めることが重要となっている。
・矯正歯科患者の特徴
 男性に比較して女性の患者が多い。女性は、男性に比較して顔の魅力に影響する口もとの審美性に関心が高いことが一つの背景となっている。
 矯正歯科治療はほとんどが自費診療となるが、唇顎口蓋裂をはじめとするほとんどの先天異常に起因する不正咬合、顎矯正手術を適用する顎変形症、前歯3歯以上の永久歯萌出不全に起因した咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするものに限る)の矯正歯科治療には健康保険が適応される。また、申請し必要性が認められると指定医療機関における育成医療や厚生医療の給付が受けられる。

〇矯正歯科治療の必要性
・口腔の健康に影響を与えるリスクファクター
 不正咬合の存在は、歯の咬耗やクラック、う蝕、歯肉炎や歯周病の誘因となったり、歯の逆被蓋によって歯肉退縮を起こしたりする。歯の埋伏は隣接歯の傾斜や咬合歯の挺出、顎機能異常を惹起させる。
 矯正歯科治療による不正咬合の改善は、こうしたリスクファクターを取り除き口腔の健康を維持するとともに調和のとれた歯並びを得て、生涯にわたるQOLの向上に大きく寄与する。
・不正咬合のリスクファクター
1.著しく大きなオーバージェット…転倒による前歯の破折や脱臼、脱落のリスクが高い。
2.過蓋咬合…上顎前歯部口蓋粘膜の圧痕や退縮、歯根の露出が生じる。
3.埋伏歯…隣在歯の傾斜や対合歯の挺出によって咬合の異常が生じる。
4.機能性反対咬合…咬合性外傷によって下顎前歯唇側歯肉の退縮が生じる。
5.叢生…う蝕リスクや歯周病のリスクが高まる。
6.下顎偏位…顔面非対称を引き起こすリスクがある。

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矯正治療は、歯科治療の中でも専門性の高い分野です。
一生に一度の治療ですので、矯正歯科専門医院にご相談ください。
無料矯正相談では、患者さんが一番気になっている部分の確認や治療法の説明、費用についてなど十分な時間を設けております。
歯並びの影響により、顎の成長や健康寿命、人生観まで変わることがあります。
そのため患者さんの「人生の分岐点」という意識で臨んでいます。

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臨時休診のお知らせ

 6月15日(土)と6月22日(土)は講習会参加のため、午後の診療を休診とさせていただきます。午前の診療(9:30~13:00)は通常通り行います。
ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願い致します。

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